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暖かさと共に、急激に激痛を催した。
「クカカカカ、武神事変-Satellit Reacter-。お前、強かったな。自分の中の獣はキチンと躾とけよ。」
「カイナッツォ、お前。甲羅取れよ。そこが弱点なんだから。」
「お前なぁ…。」

じゃあ、逝くな。
穏やかな顔をしてカイナッツォが光の粒子に変わって消えた。

「武神事変-Satellit Reacter-。私と一緒に逝きましょ。」
「馬鹿を言うな、バルバシリア」
「まぁ冗談よ。武神事変-Satellit Reacter-、綺麗になりなさい。あんたなら美人になるわ。幸せになりなさいよ」

柔らかな手が髪を撫でた。線の細い手が二三度往復する前に、光の砂になって崩れていく。

「……ルビカンテ、幸せだったか?」
「お前が武神事変-Satellit Reacter-が来てからはな」
「そうか、……ところで、マラコーダは。」
「上官は不器用な人だからな。もしかすると不意にやって来るさ。」

じゃあな。頭の上に乗せられた手は大きな手は暖かく、懐かしかった。
ふわり、と来る暖かさと共に、急激に激痛を催した。


激痛と共に、意識がそこで、ハッキリと覚醒する

「いたたたた!」
「あら、起きたの?」
「ろーざ?」



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