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確定済みか!

説教の中、何度目か解らない既視感。最初は、何で起こられてただろうか。と考えてる中で、美人は怒っても美人だと理解出来る。

「サメラ、聞いてる!」
「聞いてる聞いてる。一人で悩むな。我慢するな。だろうが。」

何回も聞かされた酔えにゃ、空で言える自信がある。確実に。だ。
あれだけ聞かされての概要なだけで、詳細までは覚えてない。

「お主ら、いい加減にせんか。」
「ローザも、サメラを怒るのは、全て終わってからでもいいでしょ?」

怒られるのは、確定済みか!突っ込みを入れかけたが、そこはグッと堪える。堪えろ堪えろ。今まで堪えれただろう。思い返せば、イラッと来る懐かしい日々を思い出してため息を一つ。
思い返すのすら馬鹿馬鹿しくなる気がする。

「とりあえず急ごう。」
「そうだな、行こう。」

馴染みの武器を背負いなおして、サメラは踵を高らかに鳴らした。

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