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人の歴史は戦の歴史。

「仕方ない。…セシル達は、最後のクリスタルは死守できたのか?」

サメラが投げる質問に、誰も答える事はない。なんとなく朧気に予測がついた。嫌な予感はこれだったのか、はたまた別か。

「ならば、奪い返して来ればいい。」

人の歴史は戦の歴史。手段は様々ある。静かに言い切って、サメラは息を吐いた。

「とりあえず、もう夜が来る。明日、話をしよう。」
「おい、ルドルフ。」
「なんだ、エドワード。」
「いや、なんでもない」
「そうか、」

積もる話も、何もかも明日に回そう。寝床の確保をしてくる。
雑務係りか。と考えて、席を立つ。仲間に合流するならば、武器を揃えないとな。予定を立てながら、サメラは部屋の外に出て行く。

がこん!

部屋の中に鈍い音が鳴ったが、サメラは気にせず出ていった。

「結構、きてるねサメラ」
「そんなにアイツが好きなのかよ。」

ヤレヤレ、と言わん限りのため息をエッジが零して、窓の外を見る。

「…偽もんじゃ、ねぇだろな」

先日、あった事を思い出してエッジが眉根を寄せる。また、だったら、どうするべきだ。と考えだした。

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あきゅろす。
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