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力になりたい。

サメラの言葉に、ギルバートがそうだね。と肯定する。

「セシル、力になるから。みんなで、ローザを助けに行くんだ。」「ありがとうサメラ。」
「戦いは、生きてるのが勝ちなんだ。だから…」

だから、気にすることはない。な、リディア。
そう聞くとリディアは素直にうん。と応えてくれる。こども特有の体温が妙に心地よくて、リディアを寄せる。緑の髪をニ三程撫で、視線をセシルに向ける。うつ向きがちの視線が呼ばれる事で、ヤンに向いた。

「セシル殿、今度は我々が力になる番。今は傷を癒し、ローザ殿の救出の策を」
「助けてくれる仲間がいる事は、いい事。手伝ってくれるから、頑張ろうと思える。…さぁ、宿屋に行こう。セシル。リディア、連れて行こう。」
「うんサメラ。」

リディアと一緒に、セシルの腕を引っ張って、皆でクリスタルルームを出ていった。


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あきゅろす。
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