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第ん十回四天王会議。

「ほら、武神事変-Satellit Reacter-。しっかり捕まってなさい。」
「ん。」

ぎゅっと、バルバシリアの服の袖口を掴んで離れないようにしがみつく。考えろ、考えろ。自分に最適なのを考えろ。
エブラーナ最西端からミシディア試練の山方面に逃げて行くのが最適と思われる。
自分の中で纏まった答えが出たのは、封印の洞窟についてからだった。

「上官っ」

バルバシリアが駆け寄って、マラコーダを起こしあげる。だけれども反応がない。地に広がる赤い血が、小さく波打つ。

「上官、目を開けてください。上官!」
「……」

こうなってしまえば、ただの屍。何があったのか分からない。幾つかの軽い刀傷…これはセシル達が作った傷だと思われる。その他に見える幾つかの歯型。鋭く尖っているのを見て、その辺りの魔物と考えとれる。


「上官、がこうなった事を報告しなければならない。一旦バルバシリアとカイナッツオは武神事変-Satellit Reacter-を連れて、先に戻ってくれ。」
「ルビカンテとスカルミリョーネは?」

ゴニョゴニョと繰り広げられる。第ん十回四天王会議を端からサメラは眺めた。

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