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楽しいけど、煩い奴で、中身はいい奴.

「ふーん、そんな話があったんだ。今でも、まだ持ってるの?その薬。」
「おうよ、いまでも持ってるぜ。みたいか?」

エッジが問えば、リディアは首を横に振って、御守りは、開けるものじゃないでしょ?そう言葉を放った。
それも然り。開けるなと言われれば開けたくなる好奇心も分かるが、その御守りはエッジのもの、リディアが触っていい代物ではない。

「そこまで、きいといてそれかよ。」
「だって、ね。サメラが言ってたんだよ。エッジのこと。」

馬鹿兄みたいな奴がエブラーナにいるって。楽しいけど、煩い奴で、中身はいい奴だからって。前々から聞いてたんだ。

「あいつ、そんな話してたのか?」
「うん。名前を聞かなくても、それが、エッジだってすぐわかったよ。」

じゃあもう寝るね。お休み!言いたいだけ言うことを言って、リディアは廊下を駆け出した。

「ルドルフのやつ、そんなこと一言も言ってなかったじゃねぇか」

一人ゴチって、エッジもゆっくり自分の寝床に向かっていった

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