自殺願望だったか。
「そうか、反応のないところを見ると、自殺願望だったか。わるかったな。」
じゃあ、失礼する。
大刀をしまいこんで、女はふと笑った。きれいな笑顔だな。・・・じゃない!!
エッジは我に帰って、女に詰め寄る。
「おい、おまえ、あいつどうにかできるか?」
エッジは空のしみを指さして、女の首音を引っつかんで、そういった。
なんだ、自殺願望ではないのか。じゃあ、料金は昼飯分ぐらいで、手をうとう。
緩やかに笑った女は大刀を掴みなおして、空を睨んだ。
「あぁ、わかったから。早く。」
「あわてるな。逃がしてしまう。」
女は冷静に、大刀を引き抜いて構える。空を飛ぶ鳥が、女に向かって嘴を向けるのがエッジに分かったが、女の方が早かった。鳥に冷静な対処をして、一凪で、自分の倍に近い鳥が地に落とした。
女と大刀と鳥。最初から見てるが故に理解出来るが、これを見ただけで、すべては理解できなく、ただエッジは茫然とした。
「お前、何をしたんだ?」
「倒しただけだ。」
「俺、強くなりてぇんだ。おい、強くしてくれ!」
エッジの発言に、女は目を見開いた。
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