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…食卓も戦争だな。

くまのファンシーな絵が書かれた皿が、机に並ぶ後は一気に賑やかさが増した。…食卓も戦争だな。と漏らして、自分の必要な分だけ、くまの絵皿に盛った。

「武神事変-Satellit Reacter-、食べるの?じゃあ、これあげる。」

とバルバシリアが、くまの絵皿に甘味を一つ。それに気付いた他の四天王達が、じゃあこれも、アレも。と皿に乗せる。

「食えるか!」
「食べれるわよ。逆に武神事変-Satellit Reacter-は細いから肉つけたほうが、綺麗なラインになるんだけど。」
「クカカカカ、自分の心配をしたらどうだバルバシリ…アッ!」

言い切る前に亀型スカルミリョーネが、風邪で飛ばされて裏返される。起こせ。とかなんとか聞こえるが、聞こえない振りをしでかした。

「いいのか?」
「いいのよ、あんな亀の一匹や二匹。」

バルバシリアは、ぷいと視線を逸らして皿をつつき始めた。

「あいつは、ほっといて良いぞ。武神事変-Satellit Reacter-。」
「え、あ。あ、解った。」

適当に頷いて、サメラはぼんやりと食卓を眺めた。

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あきゅろす。
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