支離滅裂。地獄絵図。
光を掴むと意識が急浮上して、痛さも何もかも感覚が現実になる
「武神事変-Satellit Reacter-。起きてるのか?」
「う……」
ゆさゆさ揺れる腕の感覚で、目が覚めた。緩やかに瞼を開けると、スカルミリョーネの茶色の髪が見えた。
「魘されてたから、起こしたが。」
「ありがとう、助かった。」
眼をこすり、意識の覚醒をすると、第二波の衝撃が訪れる。
「やーん、武神事変-Satellit Reacter-可愛い!」
「バルバシリア……」
「寝起き可愛い!ギューしていい?」
「バルバシリア、武神事変-Satellit Reacter-が。」
バルバシリアに圧迫されてサメラは、真っ青になりゆく。それを指摘されたバルバシリアは慌ててサメラに回した腕を解いた。
「……こ、殺されるかと思った…!」
「いやぁ、ねぇ。ちょっとした手違いよ」
「手違いで殺されてたまるか!」
支離滅裂。
地獄絵図。
この現状を見て、地獄のマラコーダはそう感じて部屋の端っこで、四天王もとい馬鹿共を見ていた
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