空と陸を見る。
来る日も来る日も、明くる朝を見て。
来る日も来る日も、のぼる夜を見る。
飽くる飽くる飽くる程。
空と陸を見る。
視界の端で、四天王が居るのは知っている。
もう、すべてがどうでもよかった。
「なぁ武神事変-Satellit Reacter-」
声がかかる。笑い声にフシュルルルルと漏れるのを聞いて、土のスカルミリョーネと理解出来た。
「もう、こっちに来てから6日、何も食わないし飲まないし。大丈夫なのか?」
「…………………………。」
「本当に、必要になったら言えよ。ここ、そういう優遇は凄いからな。」
飯は個人の好きなもの出るし、風呂は好きなだけ入れるからカイナッツォが入り浸ってるけど…。
ポツリポツリ言葉を紡いで、スカルミリョーネは、食いたくなったらすぐに用意させるから言えよ。とだけ、残して部屋を去るのが、視界の端でうかがえる。もう、振り返る気力もない。
「そうだ。武神事変-Satellit Reacter-。いいこと、おしえてやろうか。」
何かを思い出したスカルミリョーネが帰って来て、顔を覗かせる
「セシル・ハーヴィ一行が飛空挺を一台奪って行きやがった。・・・とりあえず、お前に言っておこうと思って」
[*前へ][次へ#]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!