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ホブス山頂上ニテ。

ファブールのモンク曽が一人で、魔物と対等していた。
7体と一人なんて、そうとうの手垂でないと勝目はない。

「あいつは手強い!」
「助けよう!」

顔を見回さなくても分かる。助けよう。皆で駆けて、走り出した。

攻撃を加えて行くと、魔物は形を変える。

「南極の風。」
「ブリザドっ!!」

綺麗に冷気が飛び、ボムに纏わる。結構、効いている。

「いかん、ヤツの気が増大する。守りを固めろ。」

モンク曽が言う通りに、一斉に防御に徹する。刹那に、光を放ち、ソレは見事に、破裂をした。

「わぁっ!」

爆風に、見舞われギルバートが飛ぶ。考えるよりも先に、体が動いた。防御をやめて、彼を掴んで、盾がわりになる。そこに熱気が襲う。

「……っ。」

熱伝導が直ぐ様に来た。火傷をしたかもしれない。熱気に襲われながら、踏ん張る。

「サメラ。」
「大っ丈ー夫。」

光が止んで、熱気も何も無くなる。有るのは、ボム達六体だけ。

「最後だから、ギルバート。」

折りたたみかけるように、大刀を掴んで走り出した。

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あきゅろす。
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