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エブラーナの隣の塔

「すみません、クリスタルはゴルベーザの手に」
「やむを得ん、こうなっては最後のクリスタルを死守するしかあるまい」
「最後のクリスタルは、どこにあるのでしょう?」

すい、とローザが口を挟んで、質問するとジオット王は直ぐに答えてくれた。南西にある封印の洞窟じゃゴルベーザが向かったが慌てるでない。封印を解くカギが無ければ、あの洞窟に入れん。そこで、おぬしらに頼みがある!

「クリスタルが奪われたのも僕らの責任です!何か力になれるなら……」
「ゴルベーザが封印の洞窟に向かっている今がチャンスじゃ」

バブイルの塔に潜入し、クリスタルを奪い返してもらえぬか?

「バブイルの塔…エブラーナの隣の塔だったな。」
「サメラ?」
「気にするな。」

静かに首を振って、平然を取り繕い、リディアに前を向け。と叱る頃には全て決まり、バブイルの塔に潜入する事になっていた。

「…事は、決まったな。ポーションやらコテージやら、買い込んで来る。その間に装備を買い換えて来たらどうだ。」

この熱い土地で、甲冑は熱が籠もる。買い換えるか移動時用の装備が必要だと思うから行け。半ば無理矢理追い出して道具屋に向かう。

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あきゅろす。
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