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飛空挺から飛び降りた。

それぐらいから、オーガとかラミアとかをなぎ倒し始めて……武神事変-Satellit Reacter-と呼ばれだしたかな。
それから、キャラバンに入って……それぐらいにゴルベーザの所に誘いを断ってだな。

「ローザ、大丈夫か?顔が青いぞ」
「なんでもないわ、気にしないで」

そうか。二三頷いて、サメラは景色を眺めることなく、考え事をしているかのように一点を見つめている。

「……リディア。」
「?」

ぽつりと、漏らす言葉はローザがしっかりと拾った。

「リディアは、無事だろうか。」
「リディアは賢いもの大丈夫よ。」
「賢いが弱い」

善悪の判断さえも付かない子供だ。それに彼女は召喚師が故に悪用される危険性もある、善悪の物差しを作ってやる手伝いをするのが大人のあり方じゃないのか?。

視線を落として、連ねていくとカインが顔を出した。

「二人とも、トロイアに着くぞ」
「そうか……。」
「サメラ?」
「なんでもない」

引き払いして直ぐに帰ってくる、強行軍の隊長殿に伝えておいてくれ。と一言残して、サメラは飛空挺から飛び降りた。

「サメラ!?」

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