武神事変(サテライトリアクター)
「消せるものなら消してみろバルバシリア。」
「だがメテオの使い手も、もう、いまい。揃ったところで仲良く、葬り去ってやろう!」
「空中戦はおまえだけのものじゃない!」
龍騎士が高らかに言うのを聞いて、戦闘の形態に展開する。
「武神事変(サテライトリアクター)、後で詫びるな!」
「後悔するのはそっちじゃないのか?」
荷物袋から、あぁでもないこうでもない。とさがしながら、有るものに指が当たる。
「ローザ、拾った物で悪いが使うか?」
荷物から取り出したのは、弓矢。ファブールの時のよりも威力の強い弓矢だ。そっと差し出せば、ローザはありがたく受け取った。
刹那バルバシリアが此方に目をつけて、腕を振り上げる。
「ローザ殿!サメラ殿!。」
顔を上げて、事態を図った。バルバシリアは迫って来る。
頭の中が真っ白になりそうだ。反撃するにも小刀と爪、ロッドと薬しかない。愛着ある大刀はトロイアの宿に置いてきている。
迫り来る攻撃に、サメラは目を閉じた。
攻撃も無い。
目の前に立つ龍騎士がバルバシリアと対立している。
「大丈夫か?」
「すまない助かった。」
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