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「勧誘に来た奴だ。」

ほっほっほほほ。ゴルベーザ様に手傷を負わせるとは!

女の声が空に響いてお前達を見くびっていたようね!と言葉が続く。手近なスピーカーに小刀を投げてみれども、音は止まない。

「ゴルベーザ四天王、風のバルバシリアだ!」

龍騎士がそう宣言した。
ゴルベーザ四天王。昔聞いたな。なんでだっかな。曖昧な記憶を奮い起こしても、解らない。……

「どこで、だ?」
「サメラ、どうした?」
「いや、昔聞いたな。と思って。…嫌な予感しかしないのだが。」

あれでもない、これでもない。と分別しながら一つに行き当たった。

「あぁ、そうだ」
「サメラ、思い出したの?」
「勧誘に来た奴だ。」

お前、あの時のか!。
どうやら向こうも覚えていたらしく、現れて直ぐバルバシリアはサメラを指さす。…失礼な奴だななんて感想を持ちながらロッドを取り出した。

「カイン。お前も寝返ったようね…それだけの力を持ちながら!」
「寝返ったのではなく正気に戻ったと言って貰おうか。バルバシリア!」
「なれなれしく呼ぶでない。こんなことならお前もローザも、サメラも消しておくべきだったわね」

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