[携帯モード] [URL送信]
赤の尾を引いて走る星。

「サメラ殿!」
「サメラ、下がっておれ。」
「老いぼれに用はない」
「貴様になくても私にはある…ッ!思い知るがよいアンナの痛みを!この時がメテオを使うとき!」

声高に宣言し、言魂を繋ぐ。近くにいる全員が、止めようと言葉を放つが、テラの耳には入らない。

「この命、全てMPに変えて…貴様を倒すっ!」

メテオ。とテラが言葉を発すると、空から無数の星屑が飛んで来る。初めてみた最上級黒魔法、聞くメテオの実物を見るのは初めてだ。

赤の尾を引いて走る星。いくつもの星が地に突くと爆発を起こす。

「うっ、ばかなメテオを…!」

ゴルベーザが言葉を漏らすと、テラが地に崩れ落ちた。

「土のクリスタルはいただいた。引くぞ」

今、手足となっている部下の名前を呼ぶが既に彼も気を失い、うつ伏せに倒れている。

「手傷の所為で術が解けたか。貴様は既に用済みだ。この借りは、必ず返す」
「「逃すかゴルベーザ!」」
「なめるな…!」

時間差で切り掛る。サメラが先に仕掛けてセシルが後から突撃するのがいつものセオリーだ。爪を手に装備して、飛び掛るがゴルベーザから発生られたら衝撃波に飛ばされて背中を打つ。

[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!