短編
彼岸花-ヒガンバナ
「おい。ウスラトンカチ。お前何持ってるんだ?」
下忍任務が終わり、各自帰宅の途中で何かを手に持つナルトを見かけた
「ん?彼岸花だってばよ。」
尋ねられたことに気づいたナルトが俺に向かって持っていた花の名前を言った
「何でお前がそんなものを持ってるんだよ‥‥。お前分かってるのか?その花の葉の言葉は「悲しい思い出」
「え?」
俺の言葉は目の前に居るナルトに遮られた
ふと、ナルトを見れば悲しそうに歪められた笑顔
「情熱・独立・再会・あきらめ‥‥コレがこの花の花言葉」
どこか遠くを見つめ、普段とは違う風陰気のナルトに俺はたじろいだ
今のナルトは夕陽を背にし、いつもは見せない泣きそうな顔をしている
「どうするんだ、その花を‥‥」
そうナルトに問えば、ナルトと視線が合う
深く蒼いその瞳に吸い込まれそうにながら俺はナルトの言葉を待った
「ついてくる?」
待って出てきた言葉は俺の問うた答えじゃなかったが、ついていけば何かが分かるような気がした
ナルトにそんな顔をさせた理由も、何故彼岸花という彼には相応しくない花を持っていたかも‥‥
十分ほど彼について歩いていくと小さな祠が見えた
ナルトはそこに膝まつき、彼岸花を供えた
一言も喋らないナルトに俺は話しかけた
「その祠は何なんだ?」
そういえばナルトは苦しみを堪えたような無理やり作った笑顔を俺に見せた
そしてナルトが話し出す
「ここは、俺達が生まれた年にあった九尾の事件の犠牲者が祀られている祠さ。ここにイルカ先生の両親も眠っているし、カカシ先生の慕っていた四代目も居る」
何故お前が知っているんだ
何でそんな顔をしながら言うんだ
何でお前が苦しそうな顔をするんだ
何で‥‥なんで‥‥ナンデ‥‥
知りたいこと聞きたいことはたくさんあった
たくさんありすぎて言葉が出なかった
そんな中で出た言葉は本当にあっけない言葉
「お前、辛いのか?」
そう言った俺にお前はまた困った顔をする
俺は頼れないか?
信じられないか?
いつか、その気持ちを俺に教えてくれ‥‥
いやぁ、やっとっていうか何と言うか‥‥
短いし意味わかんないし、駄文ですみません(・・)
一応サスケがナルトに対して儚い思いを抱くみたいな感じにしたかったんですけどね‥‥
誤字・脱語などがありましたらお知らせください
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