Novel 止まった針 ティキ×ラビ ティキ×ラビ あいつらは突然リナリーとの任務中に現れた いつもと同じモノトーンで統一された服と.普通の人間じゃあありえないほど黒い肌の二人組… 「ロードとティキミック…何故あなた達が…!?」 「やっほぉ♪リナリー」 「よぉラビ」 「ッ!!」 久しぶりに会ったからなのか.向けられた笑顔に心臓が高鳴り始める イノセンスを発動させ構えると.目が合ったロードがにっこりと顔だけ笑った 「ラビぃ.発動解きなよ??」 「…何が目的さっ!」 「大人しくこっちおいで」 「!?」 そう言いつつ手を差し延べられる 状況が理解できなかった 「お嬢さん.そゆことだからさぁ…寂しいかもしれないけど独りで教団に帰ってね?」 「ラビは渡さないわよ!!」 リナリーはダークブーツを発動させながらぼ―っとしている俺を庇うように前に立った 「…仕方ないか」 「きゃッ!?」 「リナリー!!」 強い風が吹き目を閉じる.悲鳴を聞き次に開いた時には…数M先にぐったりしたリナリーとその両脇に笑顔の二人が立っていた 「ほら.リナリーに怪我させたくないでしょう??」 先端が尖ったストライプ柄の蝋を.ゆっくり首筋に近付ける 「くっ…」 仕方なく発動を解きズボンにしまう 「イイコだね」 じゃあ行こうか?と.ロードが創った扉の前へ誘導される 「大丈夫.怪我させないで教団に帰すからさッ★」 「約束だからな…」 まだ意識が飛んで横たわったままのリナリーの頬にキスをして立ち上がる 「…」 「んな硬くなるなって…行こうか」 教団側にこの事件が知れ渡ったのは2日後のことだった… [*Back] [戻る] |