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Novel
初キスも君と  沖×神










今日もまた始まる総悟と神楽の日常茶飯事になったバトル….

顔を合わせると雨でも雪でも両方が暇な時は何処でも喧嘩を吹っかけ合っていた.



「今日は…俺の勝ちでさぁ」

「ちッ…」



総悟に川添いの土手で押し倒され.喉元に竹刀を突きつけられた神楽が舌打ちをする



「今日はオゴリなしアル!金ないヨ」



ポケットをひっくり返しパタパタさせて見せる

二人の間には.勝った方がその日負けた方に奢らせたりパシリにしたりできる…そんなルールがあった.



「ん〜…あッ」



寝転がったままの神楽の横で.総悟が何か思いついたのかとても楽しそうな顔をしながら立ち上がり目の前で座った



「じゃ目ェつぶって下せェ」

「ん」



神楽が言われた通りに目をつぶると…唇に何か柔らかいモノが触れた.



「!?」



目を開くとすぐ近くには覆いかぶさるようにしている総悟の顔…



「へっ…!?」

「初キス.確かに貰いやした」

「な…何で初めてって知ってるネ!?」



真っ赤になって睨む神楽を見てツッコミ所が違うだろう…と笑っていたとき…



「おーい.神楽ァ-…あ!!」

「あれ…旦那でィ」



上から声が聞こえて見ると.銀時が驚いた顔をして2人を見ていた



「じゃあな神楽」

「ッ…」



去り際に沖田に耳元で囁くように言われると神楽は耳まで赤くなった.



「沖田クン…どゆこと?」

「まだヤッてませんから安心して下せェ?」

「まだッて…」



低い声で笑いながら河添いを歩いていった.







初キスも君と…














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