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凛と咲く花のような貴方に
その2


旧校舎へうまく乗り込んだ紋武と団吾は全速力で火讐が監禁されてる音楽室へ走っていった。

「紋武、大丈夫か!?」
「何とかな…」

紋武は水津高の舎弟の一人、ショウとの闘いで深手を負っていて団吾に心配されながらも共に彼と一緒に音楽室へ走っていく。


「! 避けろ、御手洗!!」
「!?」

その時彼は何者かが近付いてる気配を感知し、突如見覚えのあるナイフとフォークが団吾達を襲い、紋武は彼を庇って背中に二、三本のナイフとフォークが刺さってしまう。

「ナイフとか飛んでくるって事は、あのヤローが近付いてるって証拠だな…」

「!?」
「‥行け」

紋武は突然立ち止まり、彼は単独で眼羅と闘う事を決めて団吾に火讐の所へ行けと言った。

「心配するな お前は火讐に会え。御手洗、オメーがこの喧嘩に負けたら、この喧嘩は負けになるんだ。
だから此処は俺に任せて、火讐を助けに行け‥」

「……‥ 今度学食、奢ってやる」

団吾は目尻に涙を溜めていたが服の袖で力強く涙を拭い、火讐の元へ走っていった。


「…君は敵の凶器と集めては使う、『百器の紋武』とやらの異名を持つ留年生の紋武乱だね」

「てめー‥、一言多いぞチビの癖に」
「君だってそうじゃないか」

団吾が去っていき、廊下に一人残った紋武は眼羅と顔を合わせ、彼に余計な事を言われた紋武は少しイラッとして、お返しに眼羅に対して余計な一言を言った。

「フン…、まぁいい‥
しかし君らも案外しぶといんだね。 だが君もあの御手洗番長と同じ運命に合う… この僕に勝負を挑んだ事、後悔しろ!!」
「臨む所だ!!」

眼羅は何処から数本のナイフとフォークを、紋武は懐から血で汚れた二本のトンファーを取り出して、戦闘体勢に入った。

しかし紋武は闘いの最中、衝撃の事実を知るのだった…


…続く

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あきゅろす。
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