凛と咲く花のような貴方に
その3
その時、×印の着いたマスクを口に付け、黒いサンバイザーを身につけた舎弟の一人にして情報収集係のカズナリが慌てながら音楽室へ入って来た。
「どーした、カズナリ?」
「大変です!眼羅さん、表に首都高の連中が乗り込んで来ました!」
「何!?」
首都高へ潜入捜査行ってたカズナリは一時撤退した首都高が再び乗り込んだと報告してきた。
そして旧校舎前にはジュンを始めとする水津高の舎弟達と包帯で巻かれ、武装した団吾を始めとした覇権組が集結していた。
「よぉ、御手洗番長さんと覇権組の皆さん 眼羅さんの所には行かせませんぜ?」
「‥るせぇ…‥、大事な舎弟に涙を流させた季夜羅をオイが許す訳にはいかん」
眼羅に連れてかれた火讐を連れ戻す覚悟を決めた団吾は再び水津高と闘いに挑み、
「首都高はいただきだぃ!!」
「そうはさせん!!」
立ち上がった…‥
…続く
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