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凛と咲く花のような貴方に
その1


伝説4
黒蜘蛛の実力


「紋武さんからのメールによれば季夜羅眼羅と火讐さんはこの旧校舎の音楽室にいると連絡が入った…」
「…!、シッ」
紋武から送られたメールを手掛かりにやってきた狂介、拓を始めとした覇権組のメンバー五人は旧校舎の廊下を歩き、音楽室の前に着いた五人は陰から中の様子を覗いてみた。
彼等が音楽室を覗いてみると季夜羅眼羅と団吾達がいた。


「覇権組を、脱退…?」

眼羅から火讐が覇権組を脱退という衝撃的な言葉を聞いた団吾達は唖然としていた。

「火讐、冗談だよな…?
オイに付いていくって言って覇権組を脱退なんて…
嘘だよな‥?」

団吾はそう彼に話し掛けるも火讐は団吾達と目を合わせず彼の言葉に聞く耳持たずにいた。

「火讐!嘘だって言ってくれよ、火讐!!」
「兄貴…、ごめんなさい…… 俺‥」

団吾は精一杯声をかけるが、火讐は謝罪の言葉を一言言い残し、眼羅の傍に行ってしまう。

「彼の返事はこの通りだ
覇権組を脱退し、僕に付いていくと言っている。 悪いが怜斗から手を引いてもらう。」

「そんな…‥、火讐ぅ!!!」

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