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凛と咲く花のような貴方に
その2

「よく来たね、
御手洗番長と覇権組の皆さん」

電気もついていない暗い音楽室の陰から、右目を眼帯で覆い、縛った長い黒髪を垂らし、群青色の学ランをを羽織った水津高番長、季夜羅眼羅が団吾達の前に姿を現した。

「季夜羅…眼羅‥、…‥オイッ!貴様火讐に何たぶらかしたんじゃ!! 奴はオイの大事な舎弟なんじゃ! それともなんだ、お前あいつと何か関係があるのか!?」

「火讐って、火讐怜斗の事かい? 彼は僕の幼なじみだ。ね、そうだろ?」

「火讐!!」

団吾は現れた眼羅に火讐と何か関係があるのかと聞くと眼羅は火讐は僕の幼なじみと答え、眼羅の後ろから姿を消していた怜斗が団吾達の前に彼等に顔を向けず泣きそうな顔で姿を現し、そして眼羅は衝撃な言葉を口にした。


「そして火讐怜斗は今日もって覇権組を脱退し、この水津高校番長代理となってもらう」

「火讐が覇権組を、脱退…?」


…続く

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あきゅろす。
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