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凛と咲く花のような貴方に
その2


「あ、あの…‥
ありがとうございます‥!、助かりました‥」
「大丈夫か?」
「平気です‥」
その一部始終を見ていた団吾は眼羅に頭を下げながら御礼を言った。

「もう二度とあんなのに絡まれない様、気をつけるんだぞ…‥」


そう彼は言い残し、団吾の前から颯爽と去っていった。

「カッコイイ‥‥、
あの右目の眼帯、まるで戦国BASTARに出てた伊達政宗みたい…‥」

団吾は眼羅を自分の知っているゲームのキャラと似ていると思いながら、カッコイイと感じた。
だが団吾は倒れているチンピラの一人を見てみると腹部に食事で使われる銀食器のナイフとフォークが四、五本刺さっているのを確認した。

「ナイフに、フォーク‥?まさか眼羅君、これを武器で使ってたのか…?
あっ!、そういえばトモエ5000に遅れるんだった!
急がなきゃ!」

彼は見ようとしていた番組に遅れる事を忘れていたのに気付き、あまり深く考え事はなく、団吾は自宅にと走っていった。


…続く

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あきゅろす。
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