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戦国ホストBASARA店
BASARA店、開店



ー‥17時59分



小「よし、開店の時間だ。麗、覚えたんだろうな?」
『‥んなわけあるか‥‥‥。後ろであんな話されてる中、誰が集中して暗記なんかできるか‥‥‥/魂抜けかけ』
蘭「聞いてて楽しかったz『楽しくねぇよおおおお!!!‥‥アカン。俺、死にそうや‥‥‥。何か‥何か、俺の心の隙間を埋めるもん‥』
佐「ケンカでしょ?w」
『俺、ケンカなんかしたことあらへんから‥‥』
「嘘つけ。」














18:00







[ガチャ]










【戦国ホストBASARA店 オープン】










「そうだ、麗。一番目の客はスルーして構わないぞ。」
『え!?Why?何故!?』




扉が開かれると、待ってました!、かのように、綺麗なお姉さんや何時かのブルースカイみたいなマダム。森ガールな人から、キャバ嬢みたいな人まで。色んなジャンルのお客さんが、目の前一面に表れた。

『煤d‥。汗))マジかよ‥。』


「「「いらっしゃいませッ、ようこそ、戦国ホストBASARA店へッ。 今夜も貴方を、戦国乱世の夢の中へ、誘いましょう。」」」
『煤x

なんかカッコイイ台詞を決めた皆に誘われるがまま、客が流れ込んできた。


ーと思ったのもつかの間。
黄色い長髪のボインの美女が、後ろから回りの客を振り払いながら、一番はじめに入って来た。というか、割り込んできた、と言ったほうが正しいのか‥?


こじゅが言ってた''一番目の客''とは、この美人のことか‥‥?


『よ、ようこそ‥戦国ホストBASARA店へ‥』

言いそびれたので、ギクシャクしながら一応挨拶。

だけど、その返って来た反応が

謎「謙信様は!?謙信様は今日は来ているのか!?」
『狽ヘぃ!?』


挨拶したのに、なんか凄い形相で意味不明なことを尋ねられた。
しかも、"謙信様"って誰!?知らねーよ!!



『‥‥;;;』

焦る俺。

謎「おい!聞いているのか!?謙信様はー‥」

俺の胸ぐらを揺らしながら、すんげぇウザイくらいに尋ねてくるボインの美人さん。

『‥‥‥。;;;』

つい、口が"ム"の形になる俺。
なんとも言えねえ;;
謙信って真剣誰やねん;
新入りやからわからん‥‥ってそうか!そのまま言うたら言いんやん!w


俺は、このまま黙っていたら、永遠に尋ねてきても可笑しくなさそうな、ボイン美人の両肩に軽く手を乗せ、流し目で
『‥俺‥‥、新入りだから、わかんねーよ‥/キラン』
謎「そんなこと、キラキラさせながら言うもんじゃないだろ」
『‥サーセン/キラン』
謎「いちいちキラキラさせるな!鬱陶しい!!」
『狽、っとう‥!?』

ココは、ホストクラブですよ!?
ホストは、キラキラさせながら歩み寄り、客をキャーキャー言わせる詐欺の名所ですよ!?←ホストの扱い酷い


謎「そんなことより、謙信様は!?」
『だから、謙信様って誰‥』
謎「お前、知らないのか!?ふっ‥wお前は人生の10分の9を損しているぞw/ドヤ顔」
『狽ネ、何で初対面でそんな悲惨な事、言われなアカンねん!10分の9って、じゃあ残りの1は‥?;;』
謎「生きてること、ただそれだけだ。まぁ、ほとんど死んでるようなもんだがな」
『博んで‥!?ちょ、酷い!酷すぎひんか!?そんな、哀れみに満ちた目で俺を見ないd「麗!コイツは、スルーしろって言っただろ?ったく、何サボッてんだ!」ッこじゅーッ、言ってる事についてツッコミどころありすぎやけど、今だけは、天の助け〜』

俺はフラフラしながら、こじゅの方へ歩み寄る。

こじゅの前にたどり着いた瞬間、
[バシッ]
『白ノッ』
頭叩かれた。

謎「おい、片倉小十郎。今日は謙信様はいらっしゃるのか!?」
小「残念ながら、その期待には答えられそうもないな」
謎「狽ネ‥、そ、そうか‥‥謙信様は今日は来ていないのか‥」

すんげぇ落ち込む美人。

謎「‥‥。」
『‥‥‥?;』

見てるよ、ボインの美人さんが‥‥
めっちゃ見てますけどおおッ!?
何!?なんか可笑しい!?
あ、女やってバレた!?
さっすが女性w
女性だからこそ、俺が女やってわかってくれたのk「お前、今気づいたが、見ない顔だな?新入りか?」
気づいてなかった!?/ガーン




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