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戦国ホストBASARA店
飯とメール



【明智 光秀 からメールが届きました】


やっぱり、紳士君か。


本文を見てみる。


【朝早くから、仕事の話とは‥‥何の嫌がらせですか?全く‥。迷惑極まりない人ですね、貴方は。それに、挨拶もなしとは、いい度胸ですねwww】


『‥‥ー‥ですよねー。』

迷惑極まりないって言われたぞw;;
そりゃあ、朝っぱらから、仕事の話されて嬉しい人なんか、そんなにオランわな;;
しかも、心配してた所、やっぱりつつかれた;;
最後の【www】何!?いったい、どういう意味が込められてるんだ!?恐ろしいッ/orz
ちょっと、意地悪して返してやろう。←←


【ぐっともーにんぐですー。朝から軽く苛めてみました。ドMだから、嬉しいでしょ?苛められてw 迷惑極まりないとか言うなし。最後の「www」には、いったい、どういう意味が?】


『送・信・!☆』←自重しない俺。


【送信完了】


『よし、おk。』



俺は、メロンパンをちょうどいい具合に食べ終わる。←食うの早い


俺は菓子パン三個中のラスト一個のアップルパイに手を伸ばす。



♪]


『!』


アップルパイの袋を口と左手で開けながら、右手でケータイを開き、メール受信BOXへ。


【明智 光秀】


あ゙?紳士君、返信早いやつだったんだな。


【なんですか、その挨拶の仕方。気にくいませんね。残念ながら、朝の私はドMではなく、超ドSです。貴方に対しては、夜でもSの血が騒ぎますけどねw まぁ、事実を言ったまでなんですがね‥? wwwの意味は、朝の変なテンションで、貴方の想像にお任せしますよ。まぁ、生易しい意味ではないことは、確かですけど‥w】


な、‥なんだ、と!?


【外国流の挨拶だよーw 朝と俺に対してはドSって、これ、軽く俺に対しての嫌がらせじゃね?何?仕返しッスか? 悪趣味め。】



【送信中】



【送信完了】





俺は、紳士君が悪趣味な奴だと、また思い知らされるはめとなった。
昨日の夜の、紳士的姿に、ちょっと夢見すぎてたかな‥?

そう考えながら、開けたアップルパイに手を伸ばs[♪]
『早ッ』


【明智 光秀】

やっぱりお前かッ
返信早いッ早すぎるだろッ紳士君!


【ココは日本ですよ、おバカさん。 仕返しだなんてw私は、仕返しは、言葉じゃなくて、行動でしますからw安心してくださいw本能ですw いったい何を想像したんですか?悪い人ですね。そんな貴方には、私からの罰g『ギャーッ!?何!?何があったんだ!?この人!朝っぱらから、メール内容、カオス過ぎんだろーがよぉぉおッ朝のテンション怖いよーッ;;しかも、どさくさに紛れてバカにされた!?』


俺は、俺以外に誰もいない一人ぼっちの部屋で、一人で叫ぶ。

どこか、一気に部屋の電気と雰囲気がパッっと明るくなった気がした。


【メール内容カオスすぎんだろうがよぉぉぉおおッ】


この一言を打ち込んで、【送信】。



紳士君が、謎に包まれていく気がする‥‥いや、前からか‥。


♪]

『だから、返信早いってッ!』



【貴方の頭の中のピンク色の想像より、遥かにカオス度は低いですから、安心をw】



【何の安心だよ。さっきはよくも、どさくさに紛れてバカにしてくれたな!?さっさと、仕事の詳細教えやがれぃ!】



【送信完了】







♪]

【私より貴方の方が、カオスだってことですw 今気づいたんですか?だから、おバカさんなんですよw】

【いや、俺よりアンタの方が恐ろしくカオスだと、俺は思うんだけどなー。今気づくとか、遅すぎるやろwそれは流石にないwwwまた、バカにしたな?変態が。仕事の詳細の件、スルーすんなや。】





♪]

【おバカさん】


【何でその一言だけやねん。】





♪]

【オンナには見えませんよ】

【ホント、変態とか言うてゴメンナサイ。だからそれは真剣、止めて。マジで。つか、早く仕事の‥】






♪]

【しょうがない人ですね、全く。本日は、17時30分〜18時までの間に出勤です。わかりましたか?】

【はーい。わかりやしたーん。んじゃ、正味用事は、それだけなんでー】






♪]

【そうですか。まぁ、いいでしょう。メールよりも、実際に会って苛めた方が、苛めがいがありますからね。】

【メールでも現実でも、止めてください。】









『‥‥‥‥。』








返信が来ない。






俺はやっと、アップルパイを口に含んだ。



『旨‥』


よく食べているアップルパイなのに、いつもよりも、美味しく感じた。












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あきゅろす。
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