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後書き



▽宇都宮様、いつもリクエストありがとうございます!
今回のリクエスト内容は『聖界の生活光景』でしたが如何だったでしょうか?

日常生活ということでしたが、螺月を中心に過去と今を前後にクロスさせながらお話を進めさせて頂きました。
日常生活話というより、一部分一部分を切り取って張り合わせたようなお話でした。


▽菜月は生まれは聖界でも聖界人でなく、根っからの人間界人なんです。

同居一日目でお分かり頂けたように菜月は聖界の生活に対してまったくの不慣れでした。
魔具というものが人間界にはありませんから、幾ら知識として知っているとは言え、生活になると鳴れないことばかり。
菜月もてんやわんやになり、兄姉にお世話になっていたと思います。

やはり最初は菜月自身、兄姉を拒絶していたため、結構なまでに可愛くない生意気な性格をしていましたが…。
二人の真剣で深い兄弟愛に少しずつ心を開いていきます。

自分から話し掛けたり、歩み寄ったりする。
それは大きな進歩であり、菜月自身の前進の表れでもあります。

日常生活話を通して、それを見て頂ければ書き手として嬉しいものです^^*
 
  

▽三人とも幸せ慣れしていないです。

螺月が「これでいいのか?」と思うほど、三人は幸せ慣れしていません。
今までの環境が環境だっただけに、日常生活の幸せに怖じる面があります。

反面、永遠にこの生活が続けていけたらいい。
彼等はそう願っていました。
今までのことを振り返ると、改善されていく兄弟の毎日は宝物を発見するような日々だと思います。

しかし最後の一文でお分かり頂けると思いますが、この十日後、運命の分かれ目となる“北大聖堂事件”が起きてしまいます。

……少しは幸せ慣れさせてやりたい親心だったりします^^;



ではでは、リクエストありがとうございました!

また機会があればリクエストしてやって下さいませ^^*


2010.10.14



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あきゅろす。
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