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※黒さん視点です。


「…なぁ、りぃ。…見せてくれよ。」
「!?」


オレの言葉に、凛は、信じられないと言わんばかりに目を見開いた。


涙をたたえた大きな瞳を向ける凛に、笑い掛けながら、オレは凛の首筋に唇を落とす。


細い首筋を、殊更いやらしく舐めあげた。


「…っ、」


息をつめ、凛は、細い体を震わせた。


「…自分でする所、オレに見せてくれ……りぃ。」


耳元で、繰り返し囁く。

凛が、オレの声に弱い事を承知の上で。


「………。」


トロン、と溶けた瞳が、オレをうつしている事に、オレは自分の欲望が高まるのを感じた。


早く。


早くお前も、理性なんて捨ててしまえ。


快感に溺れる姿を、


―――オレだけに、見せて。




「…………。」


やがて凛は、おずおずと躊躇いながらも、己の中心に手を伸ばした。


中途半端に放置されていたものを、ゆっくりと掌で握りこむと、既に濡れそぼるソレは、クチュ、といやらしい音をたてた。


「……っ、」


背中を抱くオレに、凛の震えが伝わってくる。


羞恥の為か、快感の為か、


細い体を震わせながらも、凛は従順に、己を慰めてはじめた。


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