Under 6 同じ男のもの。 でも、ソレがしずかちゃんのものだってだけで、抵抗感も、嫌悪感も、驚く程ない。 いつもしてくれてるから、とかの罪悪感じゃなくて、触れたい、と自然に思えた。 ピチャ、 「っ…。」 舌を這わすと、しずかちゃんが息を詰めた音がした。 そのまま、思い切って、口に含む。 アイスを舐めるように、しゃぶると、舌にピリッとした味がした。 「…っ、りっちゃん。」 しずかちゃんが、オレの髪に指を絡める。 オレを呼ぶ声が、擦れて色っぽくて、オレは、その声がもっと聞きたいと思った。 しずかちゃんがいつもしてくれるみたいに、唇で扱こうとしたが、大きすぎて、オレの口にはおさまりきらない。 一端口を外し、手で扱きながら、裏筋を舌で辿る。 しずかちゃんの愛撫を思い返しながら、懸命にその手順を繰り返すと、しずかちゃんは、拙いオレの愛撫にも感じてくれてるみたいで、オレは嬉しくなった。 滲んだ涙でぼやけた視界で、しずかちゃんを見上げる。 「っ…!」 しずかちゃんの顔を見て、オレは、自分の体が急激に熱くなるのを感じた。 ひそめられた柳眉。 欲望に朱の引かれた目元。 唇は僅かに噛み締められ、しずかちゃんの美貌は、妖しいまでの色香を放っていた。 そんな顔で、そんな熱っぽい瞳で見つめられたら、どうにかなっちゃいそうだよ…。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |