Others
6
「…で、ジロ。この後どーすんだ?」
「んー?帰るー。」
プリンと杏仁豆腐、両方完食し、満足げなオレは、会長にそう返した。
「もう教室帰んのか?」
「んーん。部屋帰るー、んで寝るー。」
フルフルとかぶりを振って、正直に言った。
「…次郎。」
風紀委員長から、諫めるような視線。
やっぱ、風紀委員長の目の前で、サボり宣言はダメだったかー。しっぱい。
「そんな奴に、そんな無防備な発言は止しなさい。襲われたらどうする。」
え?そこ?
「うるせぇよ。お前こそムッツリのくせに。…なぁ、ジロ、オレも部屋に入れてくれっか?」
会長は笑顔で身を乗り出してくる。
「んー…。」
「俺が一緒に行こう。こいつでは危険だ。」
考え込んでいる間に、会長を押し退ける風紀委員長。
別にいーけど…
あ。
確か、条件があったー…筈?
.
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!