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Others
平凡君の平和なまいにち。


「…………。」


ガシャーン!!
「な、何すんだテメェ!?」


背後から、何かの破壊音と、威勢の良い怒声が聞こえた。


ツルツル…ズズッ

月見そばをすすり、出汁のきいた汁を一口。

うまー…。


「何って、キスだよ?」

フフ、と笑みまじりの気障な声。

「「いゃぁあああああっ!!」」
「西條様ぁああっ!!何でそんなオタクを!?」


続いて、甲高い叫び声。
少年合唱団みたいな高い声が、口汚く罵る。


「………ふぅ。」

食べ終わり、ご馳走様でした、と手を合わせて一息つくと、向かいの席に座っていた精悍な顔立ちの男は、楽しそうに笑った。


「…なにー?」


不思議顔で小首を傾げると、頬杖をついてこちらを見ていた男は、優しく目を細めた。


「いやー。動じねぇなあ、と思ってな。」


何に対して、と聞くまでもなく、オレの後ろの騒動を指しているんだろうが…


「オレには関係無いし…、慣れたしねー。」


騒動の中心となってる転校生がこの学校に来て、今日で三日目。


初日からずっと、こんな感じだ。


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あきゅろす。
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