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Others
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「…………そん、なの………だって、ケイ、…親、衛隊は酷い奴ら…だっ、て」


またも、ケイ。

この人は、本当に盲目すぎる。


「もういい。」


オレが、静かにそう呟くと、その場に、シン、とした沈黙が落ちた。



「………叶や親衛隊の人は、アンタを陰ながら支えてあげて、」

「…………、」

叶の目が、ゆっくりとオレを捉える。


「風紀の仕事じゃないのに、足利先輩は、寮長や先生らに掛け合って、アンタの同室者を、変えてあげて、」

「…ジロ、」


足利先輩は、いつもは鋭い眼光を宿す瞳を瞠った。


「言葉少ないアンタをフォローしつつ、面倒見て、…アンタらが恋にうつつを抜かして仕事サボりまくってる時も、たった一人で仕事こなして、アンタらが帰ってくるの待ってた会長よりも、」


ああ、悔しすぎて涙が出そうだ。


こんな奴の為に、


オレの大切な皆が、苦労してたなんて。



「ケーワイ君だけを信じて、他を蔑ろにするなら、…もういい。」



オレは、アンタらが死ぬ程嫌いだ。


「皆はアンタなんかに渡さない。…アンタはオレが潰すよ。」


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