Sub
9
「…な、何してんの!?」
蒼白な顔で、会長を見上げるオレに、会長はやけに楽しそうに笑った。
「お仕置きだ、って言っただろう…?」
「!!?」
嘘だ…
誰か、嘘だと言ってくれ。
「…夜は、これからだ。一晩中、可愛がってやるよ?」
「ふっ…んむっ!?」
ふざけんな!!と叫ぼうとしたオレの声は、噛み付くような口付けに飲み込まれた。
そのまま妖しい動きをする指に、オレは意識を絡めとられてしまう。
結局、オレは一日目だけでなく、二日目の文化祭も不参加。
どころか登校出来たのは、三日後でした…。
嗚呼…
なんて不健全なんだろう。
オレこそ、懺悔するべきなのかもしれないけど、
一番懺悔するべきは、
今日も生徒会室でふんぞりかえっている奴だと思う。
いや、懺悔なんて温い。
神様、寧ろ
奴に天罰を!!
(オレがいなくなったら、泣くくせに。…体もな。)
(…死ね!!!)
END
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