Sub
8
「……………殺される。」
枕に顔を沈めたまま、オレは擦れた声で、そう呟いた。
「大袈裟だろ。」
ギシ、とベッドが軋む。
ベッドサイドに腰掛けた会長は、上半身裸の格好のまま、ミネラルウォーターをあおった。
シャワーを浴びてきたらしく、濡れた髪をタオルで乱暴に拭っている。
「大袈裟じゃねぇよ!!」
オレは体を起こせないまま、会長をギッと睨む。
「今何時だと思ってんの!?」
オレの勢いも、全く気にした様子も無く、会長は近くの時計を見る。
「9時だな。」
「そうだよ!!もう夜なんだよ!!」
オレのトコに会長が乗り込んで来たのが、2時過ぎ。
で、そのまま肩に担がれて、会長の部屋に連れてこられて…。
約6時間、啼かされまくった。
お陰で、喉が枯れて声はガラガラだし、腰が痛くて起き上がる事すら出来ない。
会長は、ニヤリ、と笑んでオレに覆いかぶさってきた。
「なっ…!?」
「おっと…」
痛む体を無理矢理起こそうとしたオレを、会長はアッサリと押さえ付ける。
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