Sub 7 「…『お前は女装をしない事』……それが、お前のトコの許可の条件だった筈だが?」 「………ハイ。」 …確かに言われました。 『コスプレ喫茶』の申請書を、クラスの奴らに持って行かされたオレに、会長は、 『お前が女装する気なら却下だ』 と言い、 『あははー。んなワケないじゃん。オレは裏方、厨房担当。』 …ってオレは返しました。 だって!!オレも自分が女装するハメになるなんて、微塵も思ってなかったんだー!! 「…しかも、女装しただけじゃ飽き足らず、見知らぬ野郎共と、こんな暗い場所で二人きりになってたとはな…。」 …何かその言い方、物凄くいかがわしくない!? そう思っても、マックス怒っている会長に、そんな突っ込み、恐ろしくて出来ません…。 「……凛。」 「…………ハイ。」 押し黙ったオレを、会長は静かな声で呼んだ。 見上げた先、怒りを孕んだ藍色の瞳が、弓形に細められる。 「………お仕置き、だな?」 「!!!」 いゃぁあああああ!!! オレは心の中で、絶叫した…。 . [*前へ][次へ#] [戻る] |