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「………。」


ボソボソ…。


…やっぱ、するよね?

ゆゆゆ幽霊じゃない、よね!?


オレは恐る恐る、声の方へと向かう。


声はだんだん、ハッキリとしてきて、最終的に、空き教室から聞こえてきていた。


「……。」


足音を消して、ゆっくりと近付く。


僅かに開いている戸の隙間から、慎重に中を伺った。

「…何だー。知ってるんだ?つまんないね。」


……お?


月が隠れてしまっている為、中は真っ暗だか、二つの人影が確認できる。
…幽霊じゃない。人だ。


「…情報屋も、一応仕事してるんだ?」

!?

…今、情報屋って。

「全く尻尾つかめないみたいだから、廃業したのかと思った。」

黒板に寄り掛かっている1人は、頭の後ろで手を組み、はは、と表面上だけ爽やかな笑い声をもらした。


爽やかな声と話し方なのに、多分に毒を含んでいる。


話し掛けられているはずの、窓際の机の上に座っている人影は、興味なさげに、窓の外を向いたままだ。


…つか、コイツら何者?


.

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あきゅろす。
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