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「………な、ななな、……何するんですかっ!?」


後ろに飛び退りたいとこだが、悲しいかな、後ろは壁。

ちなみに両脇も逃げられないようにホールドされてます。


センセは、息がかかるくらい間近に顔を寄せたまま、嘆息した。


「…これですませるなんて、感謝してもらいたい位だぜ。………ったく。昔の仲間に見られたら何言われるか」


ブツブツ言ってる後半は独り言みたいだけど、しっかり聞こえた。


何昔の仲間って。
あの怖さは尋常じゃないと思ったけど、センセもしや昔は悪かったり…?


「………盗んだバイクで走り出したり、夜の校舎の窓ガラスを割ったりしたんですか。」

「…○崎か。古いな、凛ちゃん。」

「じゃあナイフみたいに尖っては、触る者みな傷つけたんですか。」

「…次はチェッ○ーズって…凛ちゃん、いくつ!?」


オレと漫才みたいな掛け合いをするセンセは、すっかり何時ものセンセに戻ってましたとさ。


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