[通常モード] [URL送信]

Main
話を戻そうゼ。


しかし抱きついていたオレは、突然引き剥がされた。


はがしたのは、困っていた西崎ではない。



「……いつまでくっついてんだ。」


ギロリとオレらを睨んで、不機嫌そうに呟いたのは、オレを西崎からはがした張本人。

完全に傍観者になっていた武藤です。



てか、怖っ。


何で急に、そんな不機嫌なワケ??


くだらねぇ事して無いで、さっさと話進めろよ、みたいな?


「…ごめんて。話戻すよ。」
「……オレは?」



「………は?」


反省して、話の軌道修正をかけようとしたオレに、突然武藤が、意味不明な事を言い出した。


何の言い間違い?かと、キョトンとした顔で武藤の男前な顔を見返すが、武藤はふざけた様子も無く、じっとオレを見ている。



「…ムトー?」


「西崎が『大好き』で、……オレは?」


鋭い眼光で武藤は、オレを睨み付けながら、そんな事を言い出した。


………え?


む、武藤さん??


頭、壊れました?


.

[*前へ][次へ#]

38/98ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!