紅い闇の使者 08 その日の夜… 談話室でスクアーロとお酒を呑んでいた スクアーロはワイン、俺はソーダ割の薄めたヤツ 16歳なのに酒呑むのかって? …裏社会では酒でも呑まないとやってけねぇんだよ… 「う"ぉおい…ボスさんのとこ行かなくていいのかぁ?」 「あ、忘れてた」 時間を見ると、夜11:00 「行くぞぉぉ!」 「うん」 立つと軽い立ちくらみを感じた 「どうしたぁあ?」 「久しぶりに呑んだからだと思う」 「歩けるかぁぁあ?」 「それは大丈夫」 談話室を出てXANXUSの部屋へ向かう 途中、無意識にスクアーロの腕を掴んでいた 眠気が襲ってきて半分意識が飛んでいた すると前からXANXUSが歩いて来た 「う"ぉおい、ボス」 ボスはスクアーロの腕に掴まっている俺を見た 「寝てる…なぁ」 「チッ…」 そう言ってXANXUSは悠輝を横抱きにして自室へ向って行った [*前へ][次へ#] [戻る] |