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闇の天使
01



ウーウー



携帯電話が震える





(これはあいつから…)




迷わず電話に出る



「…どうした」



『ねー!見て見て!』


やけにテンションが高い声が響く



「…何をだ」



『外出てみて!早く早くッ』




そう言われて電話を切って外にでる





外…?


あいつはあのカス鮫に見張らせて、部屋にいるはずだが…





外に出るとあいつの声が聞こえた




「こっちー!XANXUS!」



その声の方へ振り返るとあいつは…




ヴァリアー邸の屋根の上に立っていた




「ねぇ!すごいでしょ、XANXUS!」




あいつ…ふぶきはこのヴァリアーの中で俺をXANXUSと呼ぶ唯一の存在で




















俺の妹である





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