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小説
想いの果て(慶次)

彼の、どうしようも無く脳天気な所や、楽天的な所。

許せない時も有るけれど。

あたしを呼ぶ声。

あたしを抱く腕。

あたしを撫でる手。

あたしを見つめる瞳。



その全てがそんなの飛び越える。




『蓮見ちゃん』

『何?慶ちゃん』

『俺、もう我慢出来ない』



ぎゅうって抱かれて夢心地。


ほら…。


やっぱり。


想いの果ては、好きしか無いな。

あまいあまい彼の匂い。


包まれて、どうでもよくなる幸せな時間。






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あきゅろす。
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