小説
横恋慕の嫉妬(政宗)
どうして蓮見は俺の物じゃないのか。
どうして蓮見は真田の物なのか。
出逢うのが遅かった…?
いや…今からでも…。
奪ってやりたい。
強引に腕の中に引きずり込み、その体を強く強く抱いて組み敷いて乱してやりたい。
抵抗出来ない位の快楽を与えてやりたい。
俺のこの気持ちを、蓮見の中にぶちまけてやりたい。
叶わぬ夢だと分かっていても。
彼女だと真田に紹介された時からずっと膨らむ想い。
止められねぇんだよ。
醜く冷たい想い。
何処へやれば良いんだ。
もう限界だ。
こんなの、俺らしくねぇ…。
分かってんだ。
分かってるが。
俺の苦悩は続くんだ。
HA!!
全く笑いが出るぜ。
この俺が嫉妬なんてな…。
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