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裏小説
春(ギン乱)3
「乱菊…おねだりせなあげへんよ?」

いたずらっ子のような瞳で乱菊の股に自身のソレをあてがい乱菊から溢れる滑りで滑らせる

「…あぁ!ん…はぁ、お願い…いじ、わるしちゃ…ンッ!」

潤んだ瞳でギンを見つめた

「入れたらどないなるんやろ?乱菊と初めて繋がった日が懐かしいなぁ…」

あの頃はお互い家族のようで兄妹のようで恋人で…
自然とお互いに感情を抱き お互いの気持ちを理解していた

「はぁ…はぁ…もう我慢出来ない…お願いっ!!」

驚くほどハッキリと乱菊はギンに言った
ギンは待っていたと言わんばかりに
乱菊を見つめ深いキスをしながら自身のソレを乱菊の中へ挿入させた

「ンンンー!!!んはぁ…あぁっ」

ギンに唇を塞がれても甘い声が漏れ
ギンのソレが乱菊の中に入っただけで痙攣してしまう

「!乱菊もしかしてイってしもたん?」

繋がった部分から乱菊の熱さが伝わりギンを締め付ける

「あっ…うっ…」

乱菊はただギンにしがみつきぐったりした
乱菊を抱きしめながらギンは口角をあげ

「本番はこれからやで?」

ズンっ!!
一旦引き抜くすれすれで一気に乱菊を突き刺した

「あぁぁぁぁぁ!!」

またビクンと痙攣する乱菊を見つめながらギンはゆっくりと動く

「…乱菊?可愛ええ…乱菊…ずっと好きや…」

「…ン…ギン!!」

ギンを押し倒し馬乗りになる
ゆっくりと腰を前後させ
次第にギンに抱きつきながら腰を動かす

「…アカン、乱…菊…」

眉間に皺をよせて快楽の波にこらえるギンが愛しくて
乱菊はただギンに自分を刻み込んでおきたくて夢中で腰を動かし

「ハァ、ハァ、…ん、もう…」
「…もう?アカンの?」

乱菊が果てそうになりぐったりとギンに抱きついた
ギンは乱菊を抱き締めグッと身体を起こし向き合う
ドサッと乱菊が倒れたならギンは激しく腰を打ちつけた

「あーっ!!」

いきなり激しくされて乱菊は涙目になりながら仰け反る

「ック…アカン…乱菊イっ!!」
「あぁぁぁぁぁ!!」

乱菊の腹に少量の白濁した液体が飛沫した
ほとんどが乱菊の体内へと出されたのだった

「ハァ…ハァ…ハァ…」
「ン、ハァ…ハァ…」

2人は息があがり抱き合いなから倒れ込んだ

「…バカ」

乱菊はギンに抱きついたままポツリと呟く
本気ではなく…ただなんとなく発した

「ごめんな…」

乱菊の髪を撫でながらギンは嬉しそうに笑った

そしてそのまま2人は眠ってしまった


――――――数時間後

「ん…」

意識が戻り目を冷ます乱菊
しかしそこにはギンの姿はなかった

心中ホッとしたような 寂しいような 2つの気持ちが入り交じる

身体を起こし乱れた死覇装を治して立ち上がった時

パサッ

何かが落ちた

「ン?…これ…」

落ちた何かを拾い上げ広げてみる

間違いなくギンの隊長羽織だった

フラフラと立ち上がりそれを抱えたまま走り出した
何気ない優しさに嬉しくて
ほんの数時間前まで一緒にいたアイツに文句を言ってやりたくて

乱菊は瞬歩を交えながら走り出したのだった…

この羽織が後に形見となるとも知らず―――


END



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あきゅろす。
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