VOC@LOID
☆だあいすき!
いつもいっしょのぼくらが、ケンカをした。
「だいだいだいきらい!レンなんてきらい!」
「だいだいだいきらい!リンなんてきらい!」
ぷいっ、とそっぽを向いてリンはそとにいってしまった。
いつもいっしょのぼくらが、ケンカをした。
「あれ、レンくん?リンちゃんはー?」
「しらないもん」
「どうしたの、リンちゃん。レンくんは?」
「しらないもん」
いいすぎたかもしれない。
すこし、怒りすぎちゃったかも……
でも、でも、だって…
「ねえお兄ちゃん。なかなおりってどうすればできるの?」
「ごめんねすればいいんだよ」
「じゃあレン、リン帰ってきたらごめんねする!」
「ねえお姉ちゃん。なかなおりってどうすればできるの?」
「ごめんねすればいいんだよ!」
「リン悪くないもん!レンが悪いの!」
わかってくれると思ってたのに。
わたしはぼくで、きみはあなた。
リンがぼくで、わたしはレン。
いつもいっしょ、ぜんぶいっしょ。
いつもいっしょのぼくらが、ケンカをした。
「ん、…あれ、ねちゃった……」
ふと時計をみると、みじかいはりは6のとこ。
「リンー…?」
いない?
おうちのどこにも、リンがいない。
かえってない?
「リン!」
リン!どこにいったの!
かえりたくない。
だって、もうどうしたらいいのかわかんないもん。
レンにあんなにひどいこといった。
でもレンだって悪いんだもん。
レンだって……
「……あれ?」
…ここ、どこ?
どうしよう、もどらなきゃ。もどったら、だいじょうぶ……
…わたし、どっちの道からきたんだっけ?
「リン!」
「リン!どこ!」
「どうしよ……わかんないよ…」
「きて、レン…!」
ぼくらは、いつもいっしょ。
だいすきだよ、だいすきだよ。
いっぱいいっぱいいじわるしてごめんね。
きちんとごめんねするよ。するから、
はやく、
「リン…!」
「ッ…!」
そばにいてね。ずっとだよ。
おっきくなっても、ずっとずうっと、
『ごめんね』
『いいよ』
『ねえ、』
『あのね、』
「リン、レンだあいすき!」
「レン、リンだあいすき!」
いっしょだよ。
だあいすき!
end.
書きかけを完成してみたものの、最初の自分がなにを書きたかったのか忘れちまいやした
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