VOC@LOID
☆あかちゃんってどこからくるの?
「ねえお姉ちゃん」
「なにー?」
チューペットをぱき、と折って片方をレンに渡すリン。レンは受け取るものの、すぐに食べようとはせずに疑問を口にした。
「赤ちゃんって、どっから来るの?」
「…ッ!」
リンの表情が一瞬強ばり、次いで泣き顔に崩れる。
「レンがそこに疑問を持つまでに成長するなんて…ッ!!」
「(明らかに遅ぇよ…)」
ミクが内心突っ込みを入れていると、ちらりとリンが振り向き、小声で、
「でも個人的にはピュアでいてほしいのよね。ルカ姉。なんて言えばいい?」
「そうね……」
手をつないで寝るとできる。
コウノトリが運んでくる。
橋の下から拾ってくる。
キャベツ畑に取りにいく。
…など、騙す方法は多種多様。
だけれどみんな、レンに嘘をつきたくはないーー
するとルカが、
「レン、いますぐKAITOのところに行きなさい」
「えーっ!やだよ、なんでっ!?」
ルカはにこりと腐った笑みを浮かべ。
「KAITOに"カイ兄のバナナちょうだい"か、"レンとにゃんにゃんしよっ"って言ってきなさい。そしたら分かる「ルカ姉黙ってて!!!」
ミクがなんとか遮ってレンに向き直ると、リンがレンになにやら服を手渡していました。
「メイド服で"かいと兄様の好きにしてください"か、
体操着で"レンと運動しよ?"か、
女の子のぱんつはいてロンT着て"レン、変な気分になっちゃった"って言うか。どれがいい?」
「ぜったいやらなきゃだめ?」「だめよ」「なにしてるのリンちゃん!!」
収拾のつかない事態に混乱を覚えていると、レンが更に混乱を呼ぶ発言をした。
「レンのこと、すきにしていいよ?」
「pjhxcmjdawu89iygxsfふじこvceekjf」
end.
仕方ないレンはあいどるだ。
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