What!?逆トリップ
【1】初詣
きゃー!やっぱりカッコイイ!あっ、白い目で見ないで、店員さん…;
私は仁美、今、初詣に行く途中、コンビニでジャンプを読んでいます。
いやー本気でかっこいいわ!!リボーン大好き!
はぁー実際にこんなカッコイイ人いたらいいのにな…
「仁美ー!もう行こうよ!いつまで立ち読みしてるの!置いてくよ!」
『あっ、ごめん!今行く!』
「もぅ、仁美、立ち読み長すぎ!またリボーン読んでたんでしょ!」
『うん!だって皆カッコイイんだもん!ツナとかー雲雀さんとかー骸さんとかー、あと、「わかった。わかった!相変わらずリボーン大好きねー」
そう、私は今リボーンという漫画にはまっている。皆カッコイイし、優しいし…
そしてやっと神社に着いた。
「やっぱりすごい混んでるねぇー」
『そりゃあ、今日は元旦だし、仕方ないよ』
「それだけじゃないと思うけど?仁美知らないの?この神社の噂!」
『噂?知らないけど…』
「なんでも、元旦にこの神社にお参りにきて、おさい銭箱に1万円を入れてお祈りすると願いが叶うとか!素敵じゃない?」
『そんなのただの噂でしょ?』
「そうだけど…でも噂によると、本当にその人が心から願えば叶えてくれるんだって!」
『ふぅーん…』
「なんでも噂では、不治の病が治ったとか、何年も行方不明な人が帰って来たとか…」
願い事かぁ…
「あっ!仁美おみくじひかない?」
『うん!』
「あっ、私は末吉!えー」
『私は…大吉!願い事が叶う…か』
「仁美!早く行こうよ!」
『うん、それにしても本当すごい人…』
やっと自分たちの番がやってきた。
願い事が叶う…か…確かお財布に一万円入っていたはず
…試してみようかな…
そして私は一万円をおさい銭箱に入れた。
《リボーンのキャラのツナや雲雀さん達がこっちの世界に来て一緒に暮らせますように!》
「ねぇねぇ、仁美は何をお願いしたの?」
『ひ…秘密!』
「えーけちー」
そんな話をしながら私たちは帰った。
まだ私は知らない…このあと起きる出来事を…運命の歯車はもう動き始めていた…
…続く
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