僕の花嫁になって [1]婚約!? 『……冗談でしょ?』 私は友美、19歳。普通の大学1年生。 そんな私がなんでこんな状況に… 「冗談なんかじゃないわよ、友美。もう、前に話したじゃない!」 『聞いてないよ、こんな話!第一、会ったことのない人といきなり結婚しろだなんて、どう考えてもおかしいでしょ!私は絶対に嫌!』 いきなり、母さんから大事な話があるから急いで帰ってきて!と電話がかかってきた。 一大事だから、直ぐにね!と言われ、急いで帰ってきたと言うのに…母さんは、いきなり信じられないことを言ってきた…。 「友美、明日結婚式だからね!しっかりね!」 …いやいやいや、ありえないでしょ!?結婚とか、結婚とか…まだ私19歳だし、しかも会ったこともない人となんて! 「なに言ってるの!あんな素敵な方と結婚できるなんて幸せな事よ!美形だし、優しいし、それに、すっごいお金持ちなんだから!」 母さんもあと少し若かったらなぁ…なんて暢気なことを言っている。 ピンポーン 『…母さん、誰かきたよ。私、今日友達と約束あるから出掛けてくるね。さっきの話断っておいてね!』 「あっ!ちょっと待ちなさい、友美!」 私はそういい、出掛けようと、玄関にいくと、誰かがいた。別に気にかけずに、出ようとした。 ガチャと玄関からでた。 「こんには、友美様!お迎えに参りました。白蘭様がお待ちです。」 『はっ?白蘭?誰…?』 「友美、あなたの婚約者よ!」 『…!母さん!婚約者!? 「ほら、いってきなさい、友美!白蘭様に失礼なことのないようにね!」 『何言ってるの!私行かないから!』 そう言い、私は逃げようとした。しかし… ガシッ 「失礼致します。白蘭様のご命令で、大至急連れてくるように。とのことですので…」 私の脱走むなしく、私は迎えにきたとか言う、黒いスーツをきた、サングラスをかけた男の人に捕まった… そして、すごーーく長いリムジン(初めて見た!)に乗せられ、強制連行された… 『いっやー降ろしてー;』 「いってらっしゃい、白蘭様によろしくね!」 なんて笑顔で手をふる母さんに、生まれて初めて殺意がわいた…っというか、これから私どうなるの!? …つ、続く…; [次へ#] [戻る] |