トラブル ライフ
トラブル(3)
あ、ありえない…ツナが…
私の大好きなツナが…こんな黒い笑いなんてしない…
こ、これは夢だ…うん、悪夢だ…じゃなきゃ、こんなこと、ありえない…
ドドドド…バターーン!!
「10代目!!大丈夫ですか!?なんだお前、敵か!」
いきなり入ってきたのは、銀色の髪、両手にはダイナマイト…間違いなく…
「大丈夫だよ、隼人。彼女は今日からここで、メイドとして働いてもらう子だから」
ごっきゅんってば、相変わらず、ツナ命なんだなぁー
…ん?ちょっと待って…なんか勝手に話進んでない?
メイドって、私がですか!?
「他に誰がいるんだよ。」
ってまた!?もしかして
…『エスパー?』
「っぷ…神様の次はエスパーか…本当に面白いな、お前は…」
「10代目!!俺は反対です!こんな素性もわからない奴をここで働かせるなんて!もし敵のスパイだったらどうするんスか!」
そうだよね…ごっきゅんの言う通りだよね…でもちょっと傷つく…
「大丈夫だよ、隼人。彼女は敵のスパイなんかじゃないよ」
そい言い、私に優しく微笑む彼にドキッとした…。
「超直感…スか…」
「ああ…」
「…わかりました。10代目がそう言うのでしたら、俺も信じます。ですが、リボーンさんや他の守護者にはどうしますか?」
「そうだな…隼人、今すぐリボーンと守護者全員、集めてくれる?」
「わかりました、10代目!!」
バタン…
そういうと、ごっきゅんは部屋から出ていった。
残された私は二人きり…
『あ…あの…えーと…沢田さ…「…ツナでいいよ」
『え…でも…』
「それともご主人様のほうがいい?(黒笑)」
『ツナさんと呼ばせて頂きます!』
「…まぁ、それでもいいけど」
…こ、こわっ…;この人…笑顔だけで人殺せちゃうよ…じゃなかった!
『あのっ、ツナさん!私がここにきた理由、正直に話しても、きっと信じてもらえないと思います!』
…そうだよ、トリップして来ました!とか…、私別の世界からやってきました…なんていっても誰も信じてなんか…くれないよね
…何こいつ、頭大丈夫?って思われるだけでしょ…
「大丈夫だよ、俺はお前が何を言ったとしても信じるよ」
『…!ツナさん…』
あぁ、やっぱりツナって優しいんだな…
あの黒い笑いは幻覚かなんかだったんだよ、きっと…
「だって嘘だったら、俺すぐわかるし…それに…俺に嘘なんかついたら、…ねぇ?(黒笑)」
い゛やぁぁー…黒い笑い再び!!やっぱり幻覚じゃなかったのね…;あの私の知ってる天使のようなツナはどこに…
トントン…ガチャ
「10代目!全員談話室に集まってます!」
なんてやり取りをしていたら、ごっきゅんが戻って来た。早いな、オイ;…
「ありがとう、隼人。じゃあ行こうか」
『はい…』
そして私は戦場に…じゃなかった…談話室へと向かった…
つづく……
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