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アリスインワンダーランド


浴室を出て着替えると、

アリスは階段を降りて、
ダイニングへ向かった。



テーブルには、

果物の入ったかご、
トーストとジャム、
マーガリン、蜂蜜。


それに…


「…これは?」

「アイスクリームだよ、 アリス」


「おいしいの?」


「食べてごらん」



アリスは椅子に座ると、

小さなガラスの器に入った、
クリーム色がかった白色のものを
スプーンですくってみた。


やわらかい。

口に入れると
思いの外冷たく、
びっくりした。



あ、おいしい。

冷たさでしびれた口の中で
とろけるアイスクリームは
不思議な甘みだった。



「気に入ったかい?
 アリス」

アリスはにっこり微笑んだ。

「とってもおいしい、
 チェシャ」


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あきゅろす。
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