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銀木犀
ページ:20
銀紫の細くて長い指に
あごを軽く掴まれて、
カクテルが、ちゅう…と
口の中に流れ込む。
「…ん」
あ、本当だ。
まろやかで優しい口当たり。
「っ…ん、」
銀紫の黒いシャツのすそを
きゅっと軽くひっぱる。
くちびるから
グラスが離れた。
銀紫はクスリと笑う。
「な、何ですか」
「だって楼犀ちゃんが、
キスしてるみたいな
かわいい声だすから」
なっ・・・
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